ブルーレイク

ブルーレイクは、オーストラリアの冬のワンダーランド、スノーウィーマウンテンズにあります。この湖は、数千年前、グレートディバイディング山脈を氷河が押し寄せ、その勢いで花崗岩の岩盤を削り取ったことで形成されました。この独特な湖の形状から、ブルーレイクはオーストラリア本土でわずか4つしかない圏谷湖の一つであり、谷底に円形劇場のような形をしています。

ジンダバインの西に位置するこの地域は、ユネスコ生物圏保護区に指定されており、1996年のラムサール条約では国際的に重要な湿地として登録されています。この地域には、マウンテンピグミーポッサムやオオハナネズミなど、絶滅危惧種の動植物が密集しているため、生物学的に重要な意義を持っています。そのため、ブルーレイクは、生態系の管理と持続可能な生物多様性の維持に重点を置いた環境教育に利用されています。

ブルーレイクへは、コスチュースコ・ロードの西端にあるシャーロット峠からアクセスできます。メインレンジ・トラックに沿って有名なスノーウィー川を渡り、往復4時間の道のりで、息を呑むような氷河の景色をお楽しみいただけます。

自然保護活動のため、キャンプは禁止されています。