カリーズギャップステート保護区

カリーズ・ギャップ州立保護区は、テンターフィールドの南4キロメートル、マッケンジー山の麓に位置しています。

地形は起伏に富み、最高峰はカリーズ・ギャップ・クリーク沿いの海抜約1,000メートルに位置しています。原生林には、多くの絶滅危惧種の動物が生息しています。

この保護区は、ムーンバーレーン・アボリジニ土地評議会管轄区域とジュケンバル語族の居住地域内にあります。ジュケンバル族はテンターフィールド地区に最初に定住した人々であり、その領土はグレン・イネス付近からスタンソープにかけてのグレートディバイディング山脈にまたがっています。

かつて「ザ・コモン」と呼ばれていたこの場所には、1930年代から1980年代にかけて多くのアボリジニ家族が居住していました。設備は簡素なものでした。集落は遊歩道で町とつながっており、周辺地域でブッシュ・タッカーが採取されていました。

コモンとして利用されていた時代には、この保護区は放牧やその他の様々な活動の対象となり、第二次世界大戦中には陸軍の訓練場としても利用されました。

この土地は2003年に保護区に指定され、水場、小さな岩のプール、そしてコモンの住民が所有していた当時の家屋の跡が残っています。

この自然保護区は車両通行禁止ですが、徒歩で通行することは可能です。ブッシュウォーキングやバードウォッチングの人気スポットとなっています。入口はマウント・マッケンジー・ロードのゲートです。